
ハワイアン・ホームランド局という政府機関があります。
この機関は、 50%以上のネイティブハワイアンの血を持ったハワイ人を、農業、水産養殖、牧畜、住宅提供を通じて彼らを故郷に帰すプログラムを運営しているのですが、現在、28000人以上の待機リストを抱えています。
プログラムには莫大な費用がかかり、現在の資金調達レベルでこれを成し遂げるには少なくともあと100年かかると言われているそうです。
そこで、ハワイアン・ホームランド局が提案したのが、コオリナの滞在客を中心にしたカジノリゾートをカポレイ地区のハワイアン・ホームランド局が管理する土地に建設するアイデアです。
カジノやテーマパーク、コンベンションサービスなどから上がる収益に課税することで、前述のプログラムの資金不足を解消したいとの考えです。
しかしながら、これには反対する声も大きくて、経済的に厳しい家庭の多いハワイアンが多く住む地域にギャンブル施設を建設すれば、ギャンブル依存症を引き起こす可能性が高く、生活を壊してしまう恐れがあります。
また、ハワイが守ってきた特有の環境や価値を損なうと考えられており、一度許してしまうとカポレイを皮切りに、ハワイ中に広がってしまうと懸念されています。
ちなみに、合衆国の中で合法カジノが認められていないのはハワイ州とユタ州の2州だけです。
ホノルル スター アドバタイザーのアンケートでは、
反対が約50%、検討の価値ありが約36%、まだわからないが約14%
だったそうです。
ホノルル スター アドバタイザーの記事はこちらです。
現地時間の12月22日に、ハワイアン ホームズ コミッションの投票で僅差で承認され、知事への提案の段階に進むことになったとのことです。
→関連記事です。

ラスベガスは大好きなんですけどね。。。
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コメント
コメント一覧 (2)
ハワイの魅力は、燦々と降り注ぐ太陽、真っ青な海と白いビーチ、そして、アロハスピリットです。
それだけで、最高です。充分です。
カジノ、ギャンブルは、常夏の楽園には似合いません!
断固、反対~🌴
当該の政府機関前で抗議活動が行われたみたいですね。
これ以上ハワイアンの土地を奪うなとのプラカードがありました。
当然の意見だと思います。
自然を中心にした観光が主産業のハワイでカジノは必要ないのかもしれませんね。
ただ、今後のオプションではあるとも思います。